平成30年度 日本音楽の教育と研究をつなぐ会 ワークショップ
唱歌で学ぶ日本音楽Ⅱ
唱歌を活用した授業から学ぼう―祭囃子―
平成31年2月9日(土) 13:00~16:30
於:東京学芸大学附属竹早小学校 音楽室
平成29年度文化庁委託事業として当会が作成したDVD教材『唱歌で学ぶ日本音楽』を活用して、伝統音楽のよりよい音楽教育実践が進められることを願って企画したワークショップの2つ目です。当日は、天候が悪い中、60名を超える参加者があり、3年生の授業を参観後、江戸囃子と獅子舞を鑑賞したり、実際に唱歌でアンサンブルを楽しんだりして、大変充実した学びの時間となりました。
内容は以下の通りです。
Ⅰ 授業参観
「江戸囃子を楽しもう」
東京学芸大学附属竹早小学校 徳富健治教諭と
3年生の皆さん
Ⅱ 鑑賞
若山社中の方々による、江戸囃子『屋台』と『寿獅子』
Ⅲ 授業後の協議会
授業者
徳富健治教諭
Ⅳ ワークショップ
指導:若山社中 鈴木恭介氏
江戸囃子に用いられる締太鼓、大太鼓、
篠笛、鉦の唱歌と奏法
実際に楽器でも体験
参加者の声から
◎子どもたちがとても楽しそうに意欲的に取り組んでいる様子が印象的でした。また、子ども同士で教えあい、意見(アドヴァイス)を活発に行っている姿が成長につながると感じました。
◎子どもたちの生き生きした感じやエネルギーをみて、「子どもの力を大切にしよう」と改めて感じました。また、子どもたちの獅子への興味の高さから、「やはり日本の芸能は総体で味わうもの」と感じました。
◎実際の演奏、踊りが鑑賞できてよかった。獅子舞を初めてみましたがとても感動しました。これはどうなっているかなど、獅子舞について知りたくなりました。
◎講師の鈴木先生、お話も面白く上手ですごく引き込まれました。技能的なことを学ぶチャンスがなかなかない中で、非常に貴重な機会となりました。
◎勤務校で保育コースがあり、つなぐ会のDVDを参考にこの祭囃子を試してみたのですが、高校生も喜んで楽しんで取り組んでいました。今日のワークショップを参考に、今後にいかしていきたいと思います。